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日本の鳥居の話

石文化

令和5年1月19日(木)

岐阜県中津川市で鳥居を製造されている株式会社田口石材の田口博史さんをお招きし、「日本の鳥居」に関する講演をしていただきました。

昨年、田口石材さんが製造される「高強度耐震鳥居」の注文をいただく機会があり、その納品の際に博史さんが来社され、鳥居に関するお話しを伺ったところ、知らなかったことばかりでとても面白かったため、他の皆さんにもこの話を聴いてほしいと思い講演をお願いし、実現に至りました。

神社という聖域への境界に立つ鳥居。神社に参拝する際には、一礼をしてから鳥居をくぐるよう心掛けております。

そのような神社の入り口のシンボルであり、時代を超えて残っていってほしい石鳥居に対し、大震災の際にはその被害の大きさを象徴するように倒壊した石鳥居の様子が報道されることに悔しさを感じる博史さん。

「大地震にも耐えうる石鳥居を」と研究され、改善改良がなされてきた独自の工場設備での加工と、他社において特許技術で製造されたPC鋼棒を使用して作られる「高強度耐震鳥居」について、詳しく説明いただけました。

新規の石鳥居だけではなく、既存の石鳥居に対する耐震施工にも応用できることを知り、鳥居の移転の際に提案できる選択肢となる情報をいただくことができました。

日本の石鳥居を次世代に残していきたいと博史さんの想いに強く共感するとともに、今回教わったことをこれからの提案に活かしていこうと思った一日でした。