石のことなら原産業にお任せください!国産材を豊富に取扱い

国内石種紹介

関東・甲信越

本小松

神奈川県真鶴町・小松山で採掘される本小松石は、「東の横綱」とも称される日本を代表する銘石の一つです。

小松山は、約40万年前の箱根火山噴火時に、溶岩が海に流出し急速に冷却された安山岩で形成されており、標高約 200 m前後の山です。

内陸側(小松山麓)から採掘されるものが「本小松石」、海岸側から採掘されていたものは「新小松石」と呼ばれました。

江戸時代には、御用採石場(御用丁場)が設置され、江戸城、小田原城、江戸湾沿岸防備(台場)などの造成に使われ、将軍家ゆかりの墓石にも使われております。

また、八王子市にある大正天皇陵や昭和天皇陵にも使われております。

淡い緑色の風合いは独特で、経年により石模様に変化が出てくることも特徴で、そうした変化をワビサビとして味わえる感性がある方にはおすすめです。

 

2023年2月に訪問した時の丁場の様子はこちらです。
大きな原石が採れる気がしないような状況で、これは厳しいと感じました。

 

2025年2月に訪問した時の丁場の様子はこちらです。
2年前の時とは、状況が大きく変わっており、大きな原石が採れている状況を知ることができました。